Mickey’s Room

〜日々を過ごす中で感じたこと・ちょっとした提案を綴ります〜

“日常”の最後の日

 

何度も何度も通った道を

確かめるように、目に焼き付けるように歩く。

さまざまな思いを抱くであろう今日の始まり。

 

 

アラームに気づかず寝続けて絶望した朝

薄化粧に楽ちんな服装の身なり

キャンパスバックの中の教科書やプリント

繰り返し乗るうちに停車駅を覚えた電車

みんなと同じ方向に歩き、ときには走った道

いつもの場所のいつもの席

食べながら他愛もないことを話したお昼

たまに好きな人と過ごした空き時間

週に数回のみんなと一緒の帰り道

じゃあね・また明日と口癖になった挨拶

 

全部ぜーーんぶ、さようなら。

1年半の間していた生活とお別れ。

 

 

友達の授業が終わるまでのあいだ

思い出の場所すべてを目に焼き付ける

 

ひさびさに会う友達と言葉を交わし

これで終わりだと少しずつ実感が湧き始める

 

最後のみんなと一緒の帰り道の時間が迫る

なんだか緊張して体が震えている。

 

 

最後のときを終えてきた。

今日は「じゃあね、また明日」ではなく

「じゃあね、またいつか会おうね」。

あぁ、“また”は明日じゃないんだ

この子たちと「また明日」と言える日々は

もうこないのか。今日が最後なんだ。

そう感じてすこし哀しくなりながら

‪普段より10秒だけ長く別れの挨拶をした。

 

 

ちょっと前までの日常を久々に過ごしたら

なんだか居心地が悪く思えた。

慣れたはずの場所なのにドキドキして

まるで初めてのような不思議な感覚。

 

 

こうして当たり前に過ごしてきた日々が

過去のものになって日常が変わっていく

 

 

これから始まる新しい日常に想いを馳せる…

 

 

そのときどきの日常をめいっぱい楽しもう!

 

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